いよいよ台風が発生する季節になりましたね。
最近では8号、9号と立て続けに日本に上陸しました。
日本では台風を番号で呼ぶことがほとんどですが、実は名前がついていることを知ってますか?
その由来はアメリカにあります。
アメリカではハリケーンが発生すると女性の名前をつけるのが慣例となっていますが、戦後6年間、アメリカの占領下に置かれていた日本は、台風に英語名つけることを強要されたと言われています。
その6年間に発生した台風の中でも甚大な被害をもたらした5つの台風、カスリーン(1947年) アイオン(1948年) キティ(1949年) ジェーン(1950年) ルース(1951年)は番号ではなく台風名が正式記録として残っています。
その後も名前をつける慣習は続きましたが、2000年以降、アジア地域の近海で発生した台風には、アジア名をつけることで統一されました。
日本を含む14カ国が10個ずつ出し合った、合計140個の名称が順番に繰り返し付けられていくんです。
日本が出した10個の名称は「コイヌ・ヤギ・ウサギ・カジキ・カンムリ・クジラ・コグマ・コンパス・トカゲ・ヤマネコ」
この名前ってなんだと思いますか?
これってすべて夜空に輝く「星座」の名前なんです。
台風なのにロマンチックですよね。
とはいっても、とても危険な災害です。
台風が発生したら最新の情報を確認して、窓や扉の補強、飛びやすいものの格納や固定などもおこなってください。
事前に避難場所と避難経路は確認し、「高齢者等避難」の避難情報が出たら、空振りに終わってもいいので早めの避難をしましょう。